元気のないレタスを50℃のお湯で洗う(浸す)と ・・・。
元気のないレタスを50℃のお湯で洗う(浸す)と、シャキッとしたレタスに戻る実験を見たことありませんか?
これは、まさしくHSPの仕業。熱ストレスにより、HSPが増加し酸化を防御。鮮度が甦ったということです。HSPとは、さまざまなストレスから私たちの体を守ってくれる、ほとんどの生き物が備えている能力(たんぱく質)です。
私たちの細胞は水分を除けば、ほとんどがタンパク質で できています。
HSPは、ストレスにより細胞の中で増え、構造がおかしくなったタンパク質を修復して元気にしてくれる素晴らしい存在なのです。そのHSPを自身で増やし、自己回復力を向上させることで、病気の予防や美肌へつなげ、健康に役立てることができるのです。
ちなみに、ストレスとは精神的ストレスだけではありません。熱ストレス、病原菌、紫外線などなど、私たちが心や体に受ける すべてのダメージのことをいいます。
伊藤要子著 加温健康法から抜粋
予防医学 と HSP
病気になりにくい心身を作ることを予防医学と言ってます。
( 病気になって治すのは、 治療医学 と言います。)
体を温めてできる HSP(ヒートショックプロテイン)は体の修復に寄与しています。
副作用もありませんから、病気になる前、病気になってから、再発防止 のどの段階でも 活用し 元気な生活に役立てて欲しい 方法です。
健康食品 や サプリメント も 買う段階では 迷うほど多くの種類が販売されています。
しかし、私たちは、さまざまなストレスや病気から守ってくれるHSPを持っているのです。
これを増加させることにより プラスになることは確かです。
体温を38度以上にすることで、誰でも増やすことのできるHSP
多くの研究者の方がメカニズムを研究されていることも事実で、これが医療分野でも 活かされていることも事実です。
増やす方法は、誰にでもできる方法です。
病気になってからでも、治療と平行して、実行すれば、それで回復が早くなることも期待できます。
年をとると減少するヒートショックプロテイン 。対策は簡単です。運動、お風呂、遠赤外線浴 サウナ で体を温めるだけです。目安として、体温を38℃以上にあげた時間を 10分以上継続すること。38℃くらいの体温の目安としては、汗が出てくるのが実感できる状態です。
誰でも年をとりますが、年をとれば、唾液をはじめ、消化酵素も減少し、ヒートショックプロテインも減少しますが、病気ではありません、細胞の老化です。
日本には世界から見ると目ずらし、お風呂(湯船につかる習慣)があります。
それも、40℃~42℃という、日本の気候風土にあった入浴温度がHSPを増加させ、結果として長寿の方が多くなったのではないでしょうか?
多くの企業の定年は 65歳くらいではないでしょうか?
平均寿命までの年数を考えると、女性で20年、男性では15年あります。
生まれてから成人式までくらいの年数を楽しめるわけです。
ところが、ストレスから守ってくれるHSPは、この65歳から減少し始めるのです。
会社を辞めると ストレスが減るから良いじゃないか?
それは、違います!
自分の健康を自分で守って、楽しい第二の人生、人によっては、第三、第四かもしれませんが、細胞が老化していることは事実ですので、健康生活に気を使って、人生を楽しむべきだと思います。
そこで、まず第一に オススメ が ヒートショックプロテインを増やすことです。
方法は簡単です。薬など副作用の不安のあるものは使いません。
運動、お風呂、遠赤外線浴 サウナ で体を温めるだけです。
目安として、体温を38℃以上にあげた時間を 10分以上継続することを オススメします。
38℃くらいの体温の目安としては、汗が出てくるのが実感できる状態です。
ヒートショックプロテインは万能
薬のようにすぐに目に見える顕著な効果としては表れにくいのですが、薬のような副作用がないので、安心して長期間(一生)併用できます。
生活習慣病など「薬を長期間常用することから新たな病気を作り出している」 という話も良く聴きますね。
あくまで薬は、対処療法 と考え、即効性は少なくても、安心できる方法をじっくり、長期間になっても続けることを オススメします。
HSP(ヒートショックプロテイン)の研究者は、実際に多くの動物実験で、ストレス潰瘍、腎不全、ショック、放射線障害などの防御効果を実証し、しているそうです。
根底にある理論は、HSPがストレスや病気の種類に関係なく、ストレスや病気で傷ついたタンパクを修復し、元の元気な細胞にする ということです。
また、タンパク障害がひどいときは分離したり、その細胞を死へと(アポートシス)導き、障害が残らないようにするそうです。
HSPのまとめ
1.原因となるストレスが何であろうと(熱であれ、低酸素であれ、放射線であれ)、そのストレスの種類に関係なく傷ついたタンパクを修復する。
2.傷ついたタンパクが、どんなタンパクでも(酵素、ホルモン、コラーゲンであれ)修復します。
3.修復不可能であれば、その細胞を死に導きます。
自然治癒力 とは ゆっくりなのですが、すばらしいパワーを持っています。
ですから、これらのことを熟知し、毎日の生活習慣に取り入れることが大切です。
ヒートショックプロテインでストレス防御
ヒートショックプロテインはさまざまなストレスや病気で傷ついたタンパクを修復して元気な細胞にしてくれるのです。
ストレス障害や病気の治療・予防に有効なのです。
うつ病の改善やアルツイハイマーの進行を防ぐ などさまざまな病気から私たちを守っているのです。
医学の父といわれるヒポクラテスは「薬で治らなければ手術で治すことができる、手術で治らなければ熱によって治すことができる。もし、熱によって治すことができなければ不治の病だろう」と言ってます。
熱が病気の治療・予防法として非常に有効なまた重要な手段であることを述べているのです。
方法は簡単です。
体を温めれば良いのです。
お風呂に入るとホッとしますね、温かさは生命のふるさとなのです。
一番簡単なのが 家の加温装置「お風呂」ですね。
世界中を見ると、毎日のようにお風呂に入る習慣があるのは 珍しいのです。 日本人に長生きの人が多いのは お風呂が影響しているのでは? という話もあるくらいです。