冷えは万病のもと
「冷えは万病のもと」みごとに病気の本質をあてたことばです。
人間の血管は、寒いときは収縮し、暑いときは拡張します。
ですから、からだを冷やすと、血管が収縮して血液循環がわるくなり、心臓から離れた末端血管に送られる血液の量がすくなくなります。
同時に、静脈血のうっ血が起こり、血の巡りが悪くなるわけです。
この状態のままですと、抹消血管の中には血球がたまり、下水管で例えると、ヘドロのような状態になります。
心臓から押し出された血液は動脈を通って体のすみずみにまで運ばれ、細胞組織に酸素や栄養素を供給します。
反対に、細胞組織で発生した二酸化炭素や老廃物、有害物質を運び去ります。
血液は細胞内の新陳代謝を助ける役割を果たしています。
ですので、血液の流れがとどこってしまうと、細胞の中には二酸化炭素や老廃物、有害物質がたまったままの状態になり、細胞の機能が次第に低下してきます。
これがさまざまな病気を誘発するのです。
成人病は「冷え」が原因?
血液の循環が悪くなって、細胞組織内の老廃物がヘドロ状態になると、細胞の中が酸素不足になります。
そして、放置していると、血行不良はいよいよかたちにあらわれます。
つまり、心臓、肺、胃、腸といった内臓の各器官の異常を自覚できるようになるわけです。
異常があらわれるのは内臓だけではありません。肩こりや腰の痛みといった症状も、うっ血 が原因であると言われてます。
この うっ血 の原因をさぐっていくと、大方「冷え」に行き着きます。
さらに、人間の健康を守ってきた自然治癒力を司る免疫系にも異常が生じることもあります。
そうなると、体外から進入する最近やウィルスに対する抵抗力が弱まり、感染症にかかりやすくなります。
また、細胞内の酸素濃度が下がると、ガンの危険性も考えられるそうです。細胞のガン化が単に血行不良だけで起こるとは考えられませんが、酸素不足はガン細胞の好む環境です。
他では、血圧が高くなるのも、血行不良が原因であると考えられます。
高血圧は一般的に、血管内壁に付着したコレステロールが血液の通り道を塞ぐためにおこるものとされています。そこへ「冷え」によって血管が収縮すると、血液の流れはさらに悪くなります。
そして、抹消血管に血液が充分に運ばれなければ、内蔵の各器官の細胞の働きが低下して、さまざまな不都合な症状が出てきます。
すると心臓は、末端まで血液を送り出そう心拍を強くし、心拍数を上げようとするので、血圧は高くなります。
お腹を冷やすのは 良くない !
腸内細菌は体温が下がると 弱くなります。
腸内の体温は37度以上必要と言われています。
これは 酵素の活動にも影響しています。
腸内細菌 酵素 を始め 腸内活動で 多くの免疫力を司る細胞が生まれ、血液に乗って全身を廻ってるのです。
酵素は体内で造られるもの、植物や生物を食べて体内では造れない酵素を取り入れています。
酵素が無くなると 生命活動もできなくなる と言われています。
腸内環境を良い状態を維持することは 大切です。